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Channel: 大工かたさんの七転八起
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ポリカ波板屋根を起こす(2)

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 皆さんに墨差しの使い方を色々とアドバイス頂いたので、まあまあ綺麗な線が長く引けるようになってきました。



 特に、水につけておくのは有効なようです。



 あと、そもそも壺の墨が濃すぎたみたいで、水を足す度に調子がよくなりました(笑)。


 それと、やっぱり僕は、竹の方がいろいろと使いやすいような気がしました。


 あ、でも、筆の方は既製品の方が良いですね・・・・。


 

 うーん、そうすると、両方を真ん中で切って、合体フランケンにしようかなぁ・・・。

〈また良からぬことを考えている模様・・・・悪い癖。)




 では、失敗の続きです。



 柱の天端が恥かいてしまいました!



 これは、墨を迷ったわけではなく、はじめに木取りしたときに、テキトーなところで切った為です。

 

 教訓:ちゃんと算用してから切りましょう。


 

 

 奥に筋交いと火打ちが見えます。

 



 この前のリベロの使いまわし部分が、右の壁に見えています。


 

 筋交いは現場採寸だから良いんですが、火打ちはパパっと計算で寸法を出して作っておいたら、勘違いをしていて、ちょっと短くなってました。作り直し。 


 前のときはピッタリに作れたのになー・・・。



 教訓:計算も良いけど、やっぱり原寸を書きましょう。



 あと、墨付けをしてみてわかったのですが、たとえ規模が小さくても、ちゃんと図板を作るべきでした。

 

 「紙の図面でもええじゃろ~。」


 と、思っていたのは、大マチガイ、、、。


 ちゃんと図板を書いて単純化して、情報を集約・整理しないといけませんでした。同じことを何度も検討してみたり、勘違いに気がつかなかったり。


 次回はどんなに小規模でも、図板を書きます!



 あと、刻みの途中で応援現場に行ったのも、良くないですね。反省。




 ところで、ちょっと気を遣ったところ。



 裏のお宅の窓に屋根がかからないように、高さを計算して押さえました。



 こういうことって、結構大事です。 見落とすと、大事件になるかもしれませんよ。



 こういった点なら、何とかハウスの若い営業マンなんかには、負ける気がしません!




 最後に、ちょっと疑問。 

 

 波板の重ねは、かぶせが谷底で、基本2山半と習いました。



 1山半でも吸いこみが下に落ちることはないけど、2山半にしておくと、風にあおられたときの鳴りが、相当少なくなるのだとか。


 ただ、波板の働き巾に注目すると、1山半死んで丁度606ミリ(2尺)です。2山半死ぬと、576ミリ。

 

 ってことは、メーカーさんの設計はラップ1山半なのでしょうか?


 

 皆さんはどのようにお考えですか?



 ・・・というところで、また次回に続きを書くことにしますね。 ではでは。


 


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